椎間板ヘルニア後の後ろ足に。踏ん張る姿勢を支えるケア

今回は、椎間板ヘルニアによる後肢麻痺のある、10歳フレンチブルドッグの施術例をご紹介します。
ご来店時の状態
半年前に椎間板ヘルニアを発症しグレード4の診断を受けたプッチちゃん。
担当獣医さんからは手術をしても回復は見込めないとのことで痛み緩和治療のみを行ったそうです。
現在は後肢を引きずる状態で生活をしており、お散歩では犬用車椅子を使用し、排尿には圧迫排尿によるサポート。
自力で後肢を使って立ち続けることは難しく、普段は前肢を中心に身体を支えて生活しているとのこと。
後肢に麻痺があるわんちゃん達は、からだが動かしにくいだけでなく、
からだを支える前肢や肩、首、背中にも負担が集中しやすくなります。
今回行ったケア
今回は、後肢だけに注目するのではなく、全身の筋肉の緊張や身体の使い方を確認しながら
- DENBA Health
- 身体の状態に合わせた優しい手技
以上を組み合わせて、45分間の施術をさせていただきました。
麻痺のある後肢に強い刺激を加えるのではなく、全身の緊張を確認しながら、身体に負担をかけない範囲で丁寧に触れていきます。
また、前肢や肩まわりなど、日頃から身体を支えるために負担がかかりやすい筋肉部分も含め、
麻痺や腰痛などに適応するツボの指圧も交えてからだを触っていきます。
施術後に見られた変化
約45分の施術で首〜前肢、背中、一部後肢へアプローチをし、
前肢への負担や筋肉の緊張がほぐれたことで施術後の歩行に変化が見られました😊
それまで身体の下に崩れるようになっていた後肢を使い、自分の脚で立つ様子が見られました。
また、発症後は前肢がうまく前肢が挙上しづらくなってしまったことから出来なくなっていたオテの芸が、自然とできるように🤗
これにはママさんとパパさんもすごく驚かれ、喜ばれていました✨
ただし、今回見られた変化は施術直後の様子であり、椎間板ヘルニアや後肢麻痺そのものが治癒したことを示すものではありません。
麻痺の程度や身体の状態、施術後の変化には個体差があります。
継続的な診察や治療が必要な場合は、必ず動物病院の指示を優先することが大切です。
麻痺のある犬にも、今できるケアを
後肢に麻痺があっても、前肢や肩、首、背中など、日常生活の中で頑張り続けているからだの部分があります。
私の施術では、病気や手術歴、現在受けている治療などを事前に確認し、一頭一頭の状態に合わせて無理のない施術をご提案しています。
そして最後には、今後の自宅でのケア方法や病院等々のアドバイスもさせていただきます。
今回の症例に際しても、
一度は、回復の見込みはないというお話を受けて落胆しておられましたが
まだまだできること、考えてあげられることはたくさんあります!
「麻痺しているからもう何もできない」と考えるのではなく、身体全体の負担を確認し、その子が少しでも快適に過ごせるようにサポートすることが大切です。
椎間板ヘルニアや後肢麻痺のある愛犬の身体についてお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
※本施術は獣医療行為ではなく、病気の診断や治療を目的としたものではありません。
※掲載している内容は一例であり、すべての犬に同様の変化を保証するものではありません。
