【犬猫の食事選び】体質に合ったごはんを選べていますか?

「ドライフードと手作りごはん、どちらがいいの?」

「評判のよいフードを選んでいるけれど、うちの子に合っているのかな?」

犬や猫の食事について調べると、さまざまな情報が出てきます。
選択肢が多いからこそ、何を基準に選べばよいのか、迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

私は、犬猫のホリスティックケアカウンセラーとして食事にまつわるご相談に対して
その子に合った提案内容をお伝えするお仕事を10年以上続けており、延べ2万件以上のお悩みと向き合ってきました。
独立をした今も、継続的にカウンセリング業を続けながら、毎月250件以上の食事相談カウンセリングをチェックするお仕事に携わっております。

そんな私が犬や猫の食事を考えるうえで、
何よりも大切にしているのは、その子の体質や今の身体の状態に合っているかという視点です。

もちろん、必要な栄養を満たしていることと、安全に食べられることが大前提になります。
そのうえで、目の前の愛犬・愛猫ちゃんに合う食事を考えることを大切にしています。

目次

ドライフードか?手作りか?それだけでは決められません

私は、ドライフードを否定するつもりも、手作りごはんが一番良いとお伝えするつもりもありません。

ドライフードやフリーズドライフードには、保存や計量がしやすく、毎日の食事として続けやすいというメリットがあります。
ウェットフードは食事から水分を取り入れやすく、手作りごはんには食材や形状を飼い主さんが選んで調整できるメリットがあります。

ただし、どの方法にも確認すべき点があります。
手作りで主食をまかなう場合は、食材を組み合わせるだけでは栄養が偏ることもあるため、犬猫の栄養学をしっかり学ぶ必要があります。

そのため大切なのは、食事の形だけで優劣をつけることではなく、

「必要な栄養がとれているか」
「無理なく食べられているか」
「食べ続けたときに、身体はどのような状態か」

このようなことを確認しながら、その子に合う方法を選んでいきたいと考えています。

愛犬・愛猫は自分でごはんを選んで買いに行けません

私たちは、年齢や体調、気分に合わせて食事を選ぶことができます。

「今日は胃が重いから、消化がしやすいものにしよう」
「身体が冷えているから、温かいものを食べたい」
「最近あまり動いていないから、量を調整しよう」

日常の中で、自分の身体と相談しながら選択しています。

一方で、人間と一緒に暮らす犬や猫の食事は、基本的に飼い主さまが用意したものです。
好みを示したり、食べないことで意思を伝えたりすることはあっても、自分で別のごはんを用意することはできません。

だからこそ、私たちが「今のこの子に合っているかな?」と立ち止まって考えることが当たり前であるべきだと考えています。

これは、毎日違う食事を用意しなければならない、ということではありません。
そしてもちろん、現在同じごはんで元気に過ごせているなら、無理に変える必要はありません。

大切なのは、変えることそのものではなく、ペットさんの様子を見ながら選ぶことです。

「体質に合う食事」は、その子を知ることから始まる

同じ年齢、同じ犬種や猫種でも、身体の特徴や暮らし方は一頭一頭異なります。

よく動く子もいれば、のんびり過ごす子もいます。
食欲や便の状態、飲水量、暑さ・寒さへの反応などにも違いがあります。

私は、こうした日々の様子に加えて、年齢や持病、現在の食事内容などを確認し、その子に合う食事を考え提案させていただきます。

東洋医学的な体質の見立て方も、その子を理解するための一つの視点として取り入れています。
ただし、「冷えやすそうだから、この食材だけを与える」というように、体質の分類だけで食事を決めるわけではありません。

犬と猫で異なる栄養の必要性や、成長段階に合った栄養バランスを土台に、その子ならではの特徴を重ねて考えることが大切です。

体型管理と、体質に合った食事。その両方が大切です

健康を支えるうえで、体重や体型の管理は欠かせません。

ただ、体重が適正範囲にあるからといって、それだけで食事が合っていると判断できるわけではありません。

体重や体型と合わせて、普段の様子にも目を向けてみましょう。

  • 食欲や食べ方に変化はないか
  • うんちの硬さや回数はどうか
  • 皮膚や被毛の状態はどうか
  • 活動量に変化はないか
  • 飲水量や尿の量が大きく変わっていないか

これらは食事との相性を考える手がかりになりますが、食事以外の原因でも変化します。
気になる症状が続くときは、フードを次々に変える前に、動物病院で相談することも大切です。

「適正体型にするために量を調整する」だけでなく、
なぜ太った(痩せた)のか?といった原因を探りつつ
「必要な栄養を満たし、健やかに過ごせる食事になっているか」まで、一緒に考えていきましょう。

人気なごはんではなく「うちの子に合うごはん」を

口コミで評判のよいフードや、知り合いのペットさんに合っているごはんが、必ずしもおうちの子に合うとは限りません。

反対に、今の食事でよい状態を保てているなら、流行や周囲の意見だけを理由に変える必要もありません。

SNSなどの情報は食事を選ぶための参考になりますが、最後に見てほしいのは、目の前のペットさんの体調です。

また、飼い主さまが無理なく続けられることも大切です。
費用や準備の時間など、ご家庭の暮らしに合う方法の中から選んでいきましょう。

手をかけた量や金額と、愛情の深さはイコールではありません。
おうちの子をよく見て、必要に応じて見直していくことも、十分に大切な食事ケアです。

これから、食事の基礎知識をお届けします

今後、ブログでは体質別の食事ケアや、犬猫の栄養学などについても発信していきたいと思います。

ペットフードの選び方、必要な栄養素、食事量やカロリーの考え方、年齢や季節に合わせた食事の工夫などを、日常に取り入れやすい形でお伝えする予定です。

ペットさんに合ったごはんを考えるためのヒントになればうれしいです。

当サロンでは、身体のケアと合わせて、食事についてのご相談も承っています。
今のごはんについて気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

※持病がある場合や療法食を使用している場合は、自己判断で食事を変更せず、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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